ちょっと前のことですが。。
仕事がひと段落していたこともあり、
年末年始はずっとテレビ漬けでした。
そんな時間を過ごしつつふと思ったこと。
お笑いブームっていうけど、
活躍している芸人ってほとんど変わらないような気が。。。
最近、メガヒットと呼ばれる曲もあまりない。
なんてこと。
よく考えれば、流行の音楽や文化は、
若い人が中心となってトレンドをつくってきたけど、
最近は、大きなうねりが、あまりないような気がします。
社会が多様化しているのも原因なのでしょうが、
少子化で若者人口が減少しているせいか、
社会における若いエネルギーが、
どんどん減退しているような気がします。
どこかの局で「学生運動の再現ドラマ」を放送していましたが。。。
エネルギーってある意味、
どこか「負」の部分から生み出される気がします。
もっと豊かになりたいとか。満たされない想いとか。
生まれた時から物に溢れ、
自由と個性を何よりも大切にする成熟社会で育った若い世代は、
親の世代が持っていたような、
とてつもない理想や夢なんて持てないのかもしれません。
という僕も、ゆる~い毎日を送る若者の一人ですが。。(反省)
なんてことを、最近よく考えます。
日本人の自殺者数って約10年前に急激に増加しました。
10年前っていうと、山一證券が倒産し、
金融ビック版でグローバル化が急激に進んだ頃。
中田英寿が登場し、「オレ様」という言葉が流行し、
年功序列や終身雇用が崩れ、
日本がバブル崩壊から立ち直れず、
さらなる迷路に迷いこんだ時期。
それから10年。
僕たちは、「経済」や「成長」といった
親の世代が大切にしていた価値観
から未だに抜け出せないでいます。
多様性とか心の時代とか、言われるけど、
一方でこの10年も、「セレブ」や「ITバブル」、
「投資ブーム」なんて言葉が踊りました。
日本において急激な成長・拡大は期待できないでしょう。
地方においては、経済のパイは小さくなるばかり。
大恐慌で先が見えない今、
こうした現実を踏まえた上で、
もう一度、僕たちにとっての
「幸せの価値」を考える良い時期なんだと思います。
答えなんて、すぐ見つかるはずないでけど。。。